科学と地球
ニュース一覧へ →月の氷、15億年かけて蓄積か
米コロラド大学ボルダー校とワイツマン科学研究所の国際チームは、月南極付近の恒久的な影で氷が約15億年をかけて徐々に蓄積したと分析しました。NASAの月周回衛星のデータと影の継続期間に相関が見られ、将来の水資源探索の手がかりになる可能性があります。
フロン類排出の現状と課題
経済産業省と環境省の合同会議で、改正フロン排出抑制法の施行状況やフロン類の排出状況が報告されました。廃棄時の回収率低迷や使用中の漏洩が課題として指摘され、フロン類の用途や国際的規制の経緯にも触れています。
草津白根山、引き下げは慎重に
気象庁は8日、草津白根山(湯釜付近)について山体の膨張や火山ガスの変化が「少しずつ鈍化、停滞している」と説明しました。CO2の割合は高い状態が続いており、警戒レベルを1に引き下げる判断は「もう少し様子を見る必要がある」としています。火山性地震の発生状況や火口周辺おおむね1キロの警戒も示されています。
マリアナ諸島南東で熱帯低気圧発生
4月8日にマリアナ諸島の南東海上で熱帯低気圧が発生しました。日本列島は移動性高気圧で放射冷却による冷え込みや日較差が大きく、沖縄・与那国島で26.3度を観測しています。発達すれば台風4号になる可能性があり、過去には昭和31年に4月上陸記録があります。
火の山公園のゴンドラ 無償譲渡を募集
下関市は火の山公園で運行を終えたロープウェーのゴンドラ2機を市内在住者や市内に事業所がある法人・団体を対象に無償譲渡する募集を始めました。応募は5月19日までで、設置は市内で広く人目に触れることなどの条件が付いており、譲渡先は5月26日に決まる予定です。市のアンケートでは約8割が活用を希望し、約7割が市費投入に慎重との回答がありました。
小型原子炉は大丈夫?
小型原子炉(SMR)について専門家に取材しました。米エネルギー省のDOMEプロジェクトが早ければ2026年春に20MWの実用実験を予定している一方、核分裂と核融合で安全性や廃棄物、コスト面の課題が分かれています。将来的な普及には規制や監視体制が重要とされています。
福島・4月9日の天気といわきのマグロ
4月9日の福島は県内全域で良い天気が予想され、朝の冷え込みと日中の大きな気温差が見込まれます。各地で桜が見頃を迎え、あさっての雨の前に楽しめる見込みです。いわき市で珍しいマグロの水揚げが報じられ、今季の漁は漁獲枠の上限到達により停止となったと伝えられています。
福井の小型衛星FUSION-1、自律観測を実証
福井大学とセーレンなどが開発した超小型衛星FUSION-1が、軌道上でエッジコンピューティングを用いた自律観測の実証に成功しました。ニュース解析で観測地点を算出し、衛星上で電力予測や画像処理を行う一連の運用フローを確認しています。
巨大昆虫と酸素の謎
約3億5000万年前に羽幅70センチに達した巨大トンボ類の存在説明としての「高酸素濃度説」が見直されています。最新研究は飛翔筋と気管系を比較分析し、酸素濃度が直接の制約ではない可能性を示唆します。
鳥取に寄贈されたパーゴラ
大阪・関西万博のUAEパビリオンに設置されていたパーゴラが鳥取県に寄贈され、智頭杉を用いて鳥取砂丘こどもの国へ移設されました。3月31日にお披露目式典が行われ、平井知事らが出席しました。
オリオンが月の裏側から皆既日食を撮影
米NASAは、アルテミス2の宇宙船オリオンが月の裏側から撮影した皆既日食の写真を公開しました。手前の月が太陽を完全に覆い、約54分続き、コロナや暗い星が写っていると伝えられています。
温暖化と人口減の見通し
スパコンを用いた気候モデルの計算で、2100年に東京で最高43.3度など極端な高温が示されています。報告では、上昇を産業革命前比で2度以内に抑えるには2070年までにCO2排出をゼロにする必要があるとしています。モデル改良や他分野との連携が進んでいます。
アルテミス計画 国際協調の機会
NASAがオリオンを打ち上げ、米国とカナダの乗組員4人が10日間で月を周回する。日本は着陸船や探査車開発で関与し、月の水資源や宇宙条約をめぐる国際協調が改めて焦点となっている。
オリオン、月の裏側を飛行し40万6000km超へ
有人月周回探査アルテミス2の宇宙船オリオンが月の裏側の飛行を開始しました。地球との通信は約40分途絶し、月最接近後に約40万6000キロ・メートル以上の地点を通過して最遠到達の記録を更新する見通しです。
アルテミスの有人月周回、SLSとオリオンで達成
国際有人月探査「アルテミス計画」で、日本時間7日に約半世紀ぶりの有人月周回が実現しました。米NASAの史上最強ロケットSLSが新型有人宇宙船オリオンを打ち上げ、これが初の有人飛行となります。
アルテミスIIが地球最遠の記録を更新
有人月探査ミッション「アルテミスII」のオリオン宇宙船が6日、人類史上地球から最も遠い約40万6000キロに到達し、アポロ13号を約6600キロ上回る記録を更新しました。乗組員は6時間超の月面観察を行い、日食も確認する予定です。
環境政策と地球温暖化、宮路氏に聞く
自民・宮路拓馬衆院議員が環境委員長に就任しました。再生可能エネルギーの地域共生や使用済み太陽光パネルのリサイクル法案、過去の水俣病問題などを巡り、審議と国民への説明を重視する考えを示しています。
月裏側の「牛の目」を観測へ
アルテミス計画の宇宙船オリオンが日本時間7日に月の裏側へ回り込み、直径約900キロの円形地形「東の海(ブルズアイ)」の全貌を肉眼で確認する可能性が高いとNASAが見ています。観測は将来の有人探査の訓練も兼ねています。
スカパーJSAT、オリオン信号を受信
スカパーJSATはアルテミスⅡで打ち上げられた宇宙船オリオンからの一方向ドップラー信号の受信・測定に成功したと発表しました。約10日間にわたり信号を追跡し、取得データはミッション終了後にNASAへ提供されます。
竹と生分解性ポリマーの複合材
東北大学が竹シートと微生物由来の生分解性ポリマーPHBHを熱圧縮で積層し、最適構成で引張強度71.2MPaを達成しました。コンポストで45日間に約45%が分解し、分子レベルの劣化と力学特性の低下を結ぶ数理モデルも提案されています。
アルテミスの有人船、7日に月へ最接近 人類最遠記録を更新へ
国際月探査のアルテミス計画で、宇宙船オリオンが日本時間7日朝に月の裏側を通過して最接近します。最接近後に地球から約40万6800キロとなり、1970年のアポロ13号の記録を数千キロ上回る見通しです。通信途絶や乗組員による月面観察などが注目されています。
アルテミスII、Netflixで月フライバイ中継
Netflixは日本時間4月7日2時から、NASAの有人月探査ミッション「アルテミスII」の月フライバイをライブ配信します。フライバイは約7時間で、月の裏側通過時に地球との通信が約40分途絶する見込みです。配信の音声・字幕は英語のみで提供されます。
超薄板ガラス「Sonarion」名称決定
日本電気硝子はスピーカー用超薄板ガラスの名称を「Sonarion」に決定しました。厚みは25µm〜200µmとし、独自組成と化学強化で強度と音響特性を両立していると伝えられています。今後はハイエンド音響市場での認知向上と採用拡大を目指すとしています。
ヤマハ発動機、オルガノイド試験を6週間に短縮
ヤマハ発動機はハブ・オルガノイドとの共同研究で、細胞ピッキング&イメージング装置「セルハンドラー」を用いた抗がん剤のオルガノイド評価で、試験期間を約13週から約6週に短縮し、必要試料量を25分の1に削減できると論文で報告しました。再現性の向上も確認されています。
3.11 福島第1原発の10の疑問
2011年3月11日の地震と津波で福島第1原発は深刻な事故になりました。想定を超えた津波と非常用電源の喪失で冷却が途絶え、炉心溶融に至った経緯を改めて整理します。
桜島火山灰と太陽光パネルの影響
産総研らは、桜島周辺で長期間曝露した太陽光パネルの実地試験を行っています。鹿児島県工業技術センター(桜島北方約20km)に結晶シリコンなど4種を並べ、火山灰が水で流れるかや発電量への影響を調べています。洗浄試験では配管からの散水で灰が流れ落ちることを確認しています。
グリーンスクールとこれからの教育
ニュープリマスのグリーンスクールを訪問し、自然と共生する校舎や保護者も含めたコミュニティ型の教育、農場を生かした体験学習を紹介します。心の健康や共生を重視する学びが、日本の教育との対比のなかで示唆されています。
天草市が衛星でイルカ調査へ
熊本・天草市が人工衛星を使ったイルカの生態調査に乗り出します。目視調査に加え潮流などとの関係を衛星データで分析し、海洋環境保護や人とイルカの共生の基礎とする狙いです。地元で指摘される不漁との関連は、衛星データで疑いが晴れる可能性があると伝えられています。
浸透圧発電で水とエネルギーを両立
福岡市で2025年8月に運転を始めた浸透圧発電プロジェクトは、海水淡水化で生じる濃縮海水と下水処理水の塩分差を利用して発電します。年間約88万kWhを想定し、膜耐久性の検証を含む5年計画や中東からの関心が報じられています。
天然水素の国産化へ適地調査を開始
地下で生成される天然水素の国産化に向け、NEDOなどが今年度から全国の地質データ解析や岩石採取・実験を行う調査を始めます。30年に試験井戸候補を決め、40年頃の商用化を目指す計画です。
