科学と地球
ニュース一覧へ →ナトリウムイオン電池の充電過程を解明
総合科学研究機構や東北大学の研究で、ナトリウムイオン電池の負極材ハードカーボンへのナトリウムの入り込み方が原子レベルで観察され、吸着・層間挿入・隙間充填の三段階が確認されました。材料設計に役立つ可能性があります。
京大で最先端研究に触れる 中高生ら700人参加
京都大附置研究所・センターの第21回シンポジウムが15日に開かれ、オンライン含め中高生ら約700人が参加しました。木質バイオマスやホウ素中性子捕捉療法、数学や経済の研究者らが分かりやすく講演し、パネル討論も行われました。
月面住宅の設計が進む時代、天井は6倍に?
宇宙ビジネスの盛り上がりを背景に、月面居住の設計議論が再燃しています。国際宇宙ステーション(ISS)は長期滞在の実績があり、月面での恒久居住はまだ実現していません。アルテミス計画は2028年ごろの着陸を目指しています。
単成火山と暮らしへの恵み
単成火山は数日〜数年の一度の噴火で山体をつくる火山で、但馬の神鍋火山群や玄武洞の溶岩が地形や石材利用に関わってきたことを紹介します。複成火山(富士山や三瓶山)との対比も示しています。
ケルヒャーの日本戦略、農業と産業に着目
ケルヒャージャパンの挽野元社長が就任後初めて記者会見を行い、2026年の業務用製品戦略で農業と産業を重点分野に据える方針を示しました。温水高圧洗浄やロボット化、ノンケミカル洗浄剤などで衛生と省力化を目指し、農業分野の市場シェアを2030年に30%へ拡大する計画を明らかにしました。
Atg2が媒介する細胞内の脂質移動を可視化
東京大学と北海道大学の研究で、脂質に入り込む蛍光色素R18を生きた細胞に導入し、Atg2が小胞体と隔離膜の間で脂質を双方向に輸送する様子を顕微鏡で観察しました。飢餓時は小胞体から隔離膜へ、オートファジー停止時に逆方向の流れが確認されています。
筑波で「筑波研究教育機構」設立へ
筑波研究学園都市の約25の研究機関が「筑波研究教育機構(仮称)」を設立する方針を固め、23日に構想協議会を発足します。筑波大や国立研究所、製薬企業などが参加し、材料・半導体・量子・AI・創薬などで実証実験から社会実装まで連携する計画です。
太陽の銀河大移動に兄弟星の存在示唆
都立大と国立天文台の研究チームは、ガイアの分光カタログGSP-Specを使い太陽双子星6594天体の高信頼度カタログを作成し、観測偏りを補正した結果、太陽と同世代に相当する約40~60億年前に生まれた類似星が近傍に多数いることを示しました。
東京都のHTTで電力の「へらす・つくる・ためる」
東京都は電力を「H(へらす) T(つくる) T(ためる)」のHTTアクションを展開しています。家庭での節電や太陽光導入、蓄電・V2Hの活用、出光興産のapollostation Type Greenやidemitsuの節電・EV充電プログラム、東京ゼロエミポイントの活用例が紹介されています。
生きたマウスの脳を観察 屈折防ぐ試薬
九州大学の研究チームは、光の屈折や散乱を抑える低毒性の試薬を開発し、アルブミンを加えて生きたマウスの脳を事実上透明化しました。多光子励起顕微鏡で表面から700マイクロまで観察でき、脳機能の理解や薬剤探索につながる可能性があると伝えられています。
マプングブエと隠された金細工の歴史
南アフリカの世界遺産マプングブエは、10〜14世紀に栄えた南部アフリカ初の王国の都の跡です。1932年の発掘で精巧な金細工が見つかりましたが、当時の人種差別的な状況で首都プレトリアの倉庫に約60年保管されていたと伝えられています。こうした発見は地域史の再評価につながっています。
柴田町で花見前の河川敷清掃
宮城県柴田町の船岡城址公園周辺と白石川河川敷で、住民やボランティア約500人が花見前に空き缶やペットボトルなどを拾う清掃を行いました。しばた桜まつり実行委が中心で、桜まつりは4月3日開催予定です。
南海トラフは2030年代、首都直下は時期不明
京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏は南海トラフ巨大地震を2035年前後(2030年代)に起きると予測し、海溝型と活断層の違いを解説しています。想定される被害規模や、首都直下地震は時期を特定できない点も述べられています。
南海トラフ地震は2030年代の可能性
京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏は、南海トラフ巨大地震を2035年前後(前後5年)に起こる可能性が高いと述べています。一方、首都直下地震は活断層の影響で発生時期が特定できず、明日か50年後かもしれないとしています。
獺祭の醪、本社に帰郷 宇宙醸造へ一歩
獺祭が国際宇宙ステーション「きぼう」で醸造・冷凍保存した醪が13日、岩国の本社に到着しました。24日に解凍して清酒にし瓶詰めする日程で調整しており、売上金は国内の宇宙開発事業に寄付する予定と伝えられています。
小4が複素解析を学ぶ、素数の超難問に挑む
神奈川県の13歳、梶田光さんは小学4年で複素解析を学び始め、数学者の宮本憲一さんと名誉教授の飯高茂さんと議論を重ねています。大学レベルの書物を理解し、双子素数予想に関心を持っていると伝えられています。
NASA、有人月面着陸を1年延期
米NASAはアルテミス計画を変更し、来年予定だった有人月面着陸を2028年に1年延期すると発表しました。SLSの機体標準化や飛行頻度の確保を理由に挙げ、アルテミス2の延期も続いています。併せてJAXAの補給機HTV-X初号機はISS離脱後に3カ月の技術実証に入ったと伝えられています。
月でつくる住まい、レゴリス活用の研究
オハイオ州立大学の研究で、模擬レゴリス(LHS-1)をレーザー3Dプリントして硬化建材を得られると報告されました。耐放射線性や耐久性の見通しが示され、印刷品質は酸素濃度やレーザー出力などの条件に左右されるとされています。アルテミス計画などで現地資材調達の重要性が指摘されています。
線状降水帯の予測精度向上へ 気象庁がモデル高度化
気象庁は数値予報モデルの一部を高度化し、格子幅を従来の2キロから1キロに細かくして17日から運用を始めると発表しました。スーパーコンピューター「富岳」で開発し、3月18日にはアンサンブル予報の新運用も始めるとしています。
情報研、触角模倣で匂いを追うロボット
国立情報学研究所はカイコガが片側の触角だけで匂い源に到達する行動原理を解明し、これを応用したロボットを開発しました。室内外の実験で片側センサが故障しても探索性能を維持したと発表し、成果は学術誌npj Roboticsに掲載されています。
緊急地震速報がさらに早く N-net沿岸データ活用開始
気象庁は3月12日正午から、南海トラフ海底地震津波観測網「N-net」の沿岸システムの地震観測データを緊急地震速報に活用し始めました。整備は2025年6月に完了しており、四国沖〜日向灘の沿岸で最大約6秒、沖合と合わせると速報が最大で約20秒ほど早まる可能性があります。
月でサツマイモ育成を探る研究
鳥取大学の研究チームがJAXAのチャレンジ型研究として、月面の土壌(レゴリス)でサツマイモを栽培できるか検証します。鳥取砂丘の砂を模擬土壌として使えるかも調べ、契約は2月27日、予算300万円、期間1年です。
福島第1原発の廃炉とデブリ
東日本大震災から15年、福島第1原発の溶融燃料(デブリ)回収は緒に就いたばかりです。これまでの試験採取は極めてわずかで、今秋以降に3回目の試験が予定されています。廃炉完了の目標時期まで残り25年です。
福島第一原発の廃炉、見通せぬ先
東京電力福島第一原発の廃炉で、政府と東電は「2051年完了」を掲げていますが、多くの専門家が非現実的と指摘しています。燃料デブリの処理方法や廃炉の最終形も定まっておらず、松岡教授は社会の意思決定のあり方を問うています。
福島第一廃炉の見通し示せず
事故から15年、政府と東京電力は2051年の廃炉完了を掲げていますが、多くの専門家は実現が難しいと指摘しています。松岡俊二氏は燃料デブリの取り出しに70〜170年と試算し、最終形や処分先は現時点では未定と伝えられています。
ドクターストーンが筑波宇宙センターとコラボ
テレビアニメ『ドクターストーン』最終章第3クール(4月2日放送開始)が月面を目指す展開となることから、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターとコラボが決定しました。描き下ろしビジュアル公開と、筑波の展示館「スペースドーム」で4月4日〜8月31日のコラボ展示が予定されています。
日本学士院賞に12人 後藤由季子氏ら
日本学士院は12日、学術上の優れた業績を顕彰する日本学士院賞に後藤由季子・東京大教授ら12人を選びました。後藤氏は細胞が外部刺激で増殖する仕組みの発見に貢献し、がん治療への道筋を開いたと伝えられています。他の受賞者は英文学や数学、物理学など幅広い分野の研究者です。
日本学士院賞に12人 後藤氏ら
日本学士院は12日、日本学士院賞に後藤由季子東京大教授ら12人を選んだと発表しました。後藤氏は細胞の増殖機構の発見に貢献し恩賜賞も授与されます。授賞式は7月に上野で開かれます。
農産物ライブ販売、品質課題
中国で農村の農産物をスマートフォン配信で売る動きが広がり、特産品や地域の物語を届ける利点が出ています。一方、規格の不統一やアフターサービス不足、誇張宣伝などの問題があり、2026年の中央一号文書や今年2月の規則で規範化を進める方針と伝えられています。
630℃火力ユニット、単体調整試験が完了
中国大唐集団は山東省鄆城で建設中の大唐鄆城630℃超々臨界1号機の単体設備調整試験が3月10日に完了したと伝えています。今後は全体連係の試運転を経て送電網接続と商業運転開始を目指すとされています。
