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NASA、有人月面着陸を1年延期
要約
米NASAはアルテミス計画を変更し、来年予定だった有人月面着陸を2028年に1年延期すると発表しました。SLSの機体標準化や飛行頻度の確保を理由に挙げ、アルテミス2の延期も続いています。併せてJAXAの補給機HTV-X初号機はISS離脱後に3カ月の技術実証に入ったと伝えられています。
本文
米航空宇宙局(NASA)はアルテミス計画の方針を変更し、当初予定していた来年の有人月面着陸を2028年に延期すると発表しました。長官はアポロ計画の段階的な進め方を引き合いに、飛行頻度の確保や機体の標準化が必要だと説明しました。アルテミス2は準備中にSLS上段のヘリウム供給に異常が見つかり延期が続いています。こうした変更は国際的な役割分担や日程調整に影響する可能性があります。
発表の要点:
・アルテミス3では月面着陸を行わず、オリオンを有人で打ち上げて月着陸船とランデブーやドッキングを実施する予定です。
・有人月面着陸はアルテミス4で2028年に実施を目指すとし、同年に再度着陸を試みる可能性があるとしています。
・SLSの上段は高度化を段階的に導入する計画を改め、従来型に近い機体を標準化して使用する方針です。
・アルテミス2は上段のヘリウム供給の異常を受けて延期となっており、来月の打ち上げを目標に対策を進めているとされています。
・JAXAの補給機HTV-X初号機は予定通りISSを離脱し、ISS外での物資運搬を終えた後に最長3カ月の技術実証を続けています(超小型衛星放出やレーザー測距、軽量パネル展開など)。
まとめ:
今回の変更は有人月面着陸の時期を先送りする一方で、飛行の頻度向上や機体の標準化を重視する方針を示しています。米上院の委員会は変更を支持する案を承認したと伝えられますが、正式決定には議会や大統領の手続き、参加国との合意が必要です。HTV-Xの継続実証は民間宇宙基地やゲートウェーへの物資輸送を想定した機能確認につながる可能性があります。
