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獺祭の醪、本社に帰郷 宇宙醸造へ一歩
要約
獺祭が国際宇宙ステーション「きぼう」で醸造・冷凍保存した醪が13日、岩国の本社に到着しました。24日に解凍して清酒にし瓶詰めする日程で調整しており、売上金は国内の宇宙開発事業に寄付する予定と伝えられています。
本文
岩国市の日本酒メーカー「獺祭」が、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」内で醸造し冷凍保存した醪が13日に同社本社に到着しました。到着後は検疫などの手続きを経ており、同社は24日に解凍して清酒に仕上げ、瓶詰めする日程で調整しています。今回の取り組みは将来の月面居住を想定し、月の重力下で日本酒ができるかを検証する目的で行われました。醸造装置は2025年10月に種子島宇宙センターから打ち上げられています。
到着と経過:
・醪は2月27日に米ロサンゼルス沖に着水し、今月6日夜に関西空港へ搬入されたのち検疫を経て13日に本社へ到着したこと。
・到着時、桜井一宏社長がドライアイスを敷いた箱から容器を取り出し、社員らが歓声を上げたと伝えられていること。
・醸造装置は麹、酵母、水を搭載して2025年10月に打ち上げられ、11~12月の約2週間、月面に合わせた重力下での醸造が試みられたこと。
・当初は2台の装置での実施予定だったが、片方の注水系に不具合が生じ、地球に帰還したのは1台分だけだったこと。
・酒は約100ミリリットルできる見込みで、購入者に届けられる予定であること。
・同社は売り上げを国内の宇宙開発事業に寄付し、余った酒や酒かすは解析を進めるとしていること。
まとめ:
今回の醪到着は宇宙での発酵や月面の重力環境での醸造を検証する研究の節目となります。売り上げの寄付やサンプル解析といった今後の手続きが予定されており、24日に解凍して清酒にする工程が控えられています。現時点での追加の公的発表や日程は未定です。
