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福島第1原発の廃炉とデブリ
要約
東日本大震災から15年、福島第1原発の溶融燃料(デブリ)回収は緒に就いたばかりです。これまでの試験採取は極めてわずかで、今秋以降に3回目の試験が予定されています。廃炉完了の目標時期まで残り25年です。
本文
東日本大震災から15年が経過し、福島第1原発の廃炉作業では最難関とされる溶融核燃料(デブリ)の取り出しが本格化しつつあります。過去の炉心溶融により生じたデブリは量や状態に不確かな点が多く、安全確保を最優先にしながら作業方法の検討が続いています。廃炉完了の目標とされる令和33年までに残された期間は25年とされ、効率化の必要性が指摘されています。東電は情報収集と試験的な取り出しを段階的に進める方針です。
報じられている主な点:
・デブリは1〜3号機に計約880トンと推計されていると伝えられています。
・これまでに2号機で試験的に2回採取し、合計で約0.9グラムの回収にとどまっています。
・今秋以降に3回目の試験採取を予定しており、遠隔操作のロボットアームを使用する計画です。
・3号機が大規模な取り出しの対象とされ、格納容器内の形状把握のためマイクロドローンなどで情報収集が行われています。
まとめ:
デブリの取り出しは前人未踏の工程となっており、安全確認を重視しつつ段階的に試験を進める方針です。現時点で大規模な回収の見通しは明確でなく、今後は今秋以降の試験結果や追加の調査が焦点になります。廃炉完了目標までの進捗は今後の公的な発表や作業計画で更新される見込みです。
