科学と地球
ニュース一覧へ →アルテミス有人月周回の意義
オリオンが日本時間2日に打ち上げられたアルテミス有人月周回は、月面で継続的に活動する体制や火星探査につながる技術を有人で検証する入り口と位置付けられます。背景にはアルテミス合意による活動ルールづくりと、中国の2030年までの有人月面着陸表明という米中の主導権争いがあると伝えられています。日本は有人与圧ローバーを提供し、日本人の月面着陸機会を得ると報じられています。
有人月周回へ アルテミス2打ち上げ
米航空宇宙局は4人が搭乗した宇宙船オリオンをケネディ宇宙センターからSLSで打ち上げ、約10日間で月を周回する計画です。月の裏側を通り、6日ごろに地球から40万キロを超える可能性があり、10日に太平洋へ着水する見込みで、無人のアルテミス1成功を踏まえ有人での運用確認を行うと伝えられています。
有人月周回飛行、NASA準備順調
NASAは約半世紀ぶりの有人月周回飛行について、打ち上げ準備が「とても順調」と説明しました。打ち上げは日本時間4月2日朝に予定され、4月1〜6日と30日に機会があるとされています。乗員はリード・ワイズマン飛行士ら4人で、月面着陸は行わず約10日間で帰還する見込みです。
社会科学論文、約3割で再分析の結果が変わる
米非営利団体COSは社会学や経済学などの論文を再分析し、約26%で当初の結論が変わると発表しました。コード添付で再現率が高まる傾向や、発表後の新データで結論が変わる例が報告されています。
病理診断はAIに任せられるか
国立がん研究センター東病院の石井源一郎科長は、顕微鏡で腫瘍の良悪性や広がりを見極める病理診断が手術中の判断や薬選び、再発予測に寄与すると説明しています。迅速診断や免疫染色、遺伝子解析を通じて標本を過去と照合する作業が続くと伝えられています。
FSP1阻害でがん細胞の自滅に前進か
学術誌ネイチャーに掲載された2件の研究で、フェロトーシス抑制タンパク質FSP1を阻害すると、マウスのがん腫瘍の成長が遅くなると報告されました。ハーバード大とNYUのチームは腫瘍縮小や生存期間の延長を確認した一方で、人間での有効性はまだ不明です。
4月の夜空案内 マップス彗星など
2026年4月の主な天文イベントをまとめます。月初めにマップス彗星(C/2026 A1)、下旬にパンスターズ彗星(C/2025 R3)が見え、2日には満月(ピンクムーン)があります。23日ごろはこと座流星群が極大と伝えられています。
地球低軌道で衝突の懸念
NASAは追跡可能な人工物が約4万~5万個あり多くは地球低軌道にあると推定しています。StarlinkやAmazon Leoなど大規模衛星群の計画が進み、科学者らは軌道上で衝突が起きる可能性を懸念しています。過去の衝突例や2025年のニアミスも指摘されています。
MMX探査機が種子島へ搬入完了
火星衛星探査計画(MMX)の探査機が三菱電機鎌倉製作所から専用船で種子島に運ばれ、種子島宇宙センターの第2衛星組立棟へ搬入されました。今後は同棟でシステムのプロトフライト試験を継続し、2026年度の打ち上げ、フォボス表面試料採取後の2031年度帰還をめざします。
米委、メキシコ湾の石油業者を規制対象外に
トランプ政権の絶滅危惧種委員会は31日、メキシコ湾の石油・ガス業者を絶滅危惧種保護法の適用対象から除外する提案を全会一致で可決しました。提案は国家安全保障やエネルギー供給の確保を理由に挙げられ、環境団体が裁判で無効を申し立てています。
ドームが自然共生サイトに認定
環境省は大和ハウスプレミストドーム(札幌市)を自然共生サイトに認定しました。緑地の維持で鳥やチョウ、トンボの確認種数が増加し、全国の認定は569か所、道内は33か所になっています。
春休みふれあいどうぶつ園、アイシティ21で開催
長野県山形村の商業施設アイシティ21で「春休みふれあいどうぶつ園」が開かれており、31日は親子連れでにぎわいました。5日までの期間中、15種類の動物が出迎え、コアリクイやハリネズミ、リスザル、ウサギ、ミニチュアホースの「よしのぶ君」などが登場しています。塩尻市の小学生は撮影を終えて「緊張したけどかわいかった」と話しています。
地球の自転、温暖化で遅くなっている可能性
ウィーンとチューリッヒの研究チームは古気候の海面データを解析し、2000〜2020年の間に1世紀あたり約1.33ミリ秒分だけ1日が長くなる傾向を推定しました。氷床や氷河の融解による質量再配分が影響していると報告されています。
SINRAに南伊勢町のブルーカーボン登場
paramitaの環境価値NFTプロジェクト「SINRA」に、3月27日から三重県南伊勢町のブルーカーボン・クレジットが追加されました。SEA藻や紀北町と連携しNFT販売を始め、藻場再生活動と資金循環の構築を目指すとされています。
火星滞在と重力の課題、マウス実験が示す示唆
JAXAと筑波大はISSの装置を使ったマウス実験の成果を発表しました。0.33Gでは筋萎縮は軽減するが握力低下や筋繊維の速筋化が残り、0.67Gでは筋機能がほぼ保たれる傾向が示されました。血中代謝産物も重力に応じて変化していました。
4月2日 満月とこと座流星群
4月2日に満月(通称ピンクムーン)があり、北米の野花の時期にちなんだ名前と伝えられています。天文学的な最大は日中で前後の夜に観察しやすいとされ、約3週間後の4月23日にはこと座流星群が極大を迎え、月没時に観測条件が良好になると伝えられています。
核融合発電で高温超電導コイルが鍵 30年代実証を目指す
核融合発電の実現に向け、高温超電導体(HTS)を用いた超電導コイルへの関心が高まっています。米CFSや日本のFASTなどが2030年代の発電実証を目指し、REBCO線材の脆さやクエンチ検出の手法確立が主要な課題となっています。
富士山噴火と首都圏の対策
内閣府が富士山の大規模噴火を想定した解説動画を公開しました。火山灰は風向き次第で首都圏に数時間で到達する可能性があるとされ、基本は自宅での生活継続を想定しつつ、灰の深さが30センチを超える場合は原則避難を求めるとしています。
中関村フォーラムで21件の科学技術成果発表
中関村フォーラム年次総会で計21件の最先端科学技術成果が発表されました。中国初の高エネルギー放射光源(HEPS)完成と試運転開始、BIGAIのエンボディドAI中核「通智大脳」、北京での肩関節置換手術ロボットによる遠隔手術の常態化などが示されました。
小型衛星向け折り紙アンテナを地上実証
東京科学大学は織物とフレキシブル基板を用いた折り畳み展開型の「折り紙アンテナ」を地上で実機試験し、手のひらサイズから50×50cmに展開して高利得を確認しました。今後は3U CubeSat「OrigamiSat-2」に搭載して宇宙実証を行う予定で、宇宙環境での挙動変化を評価する可能性があります。
西表島でミヤイリガイ新亜種、感染リスクは確認されず
岡山大学らの共同研究で、西表島の滝でミヤイリガイの新亜種「イリオモテミヤイリガイ」を記載しました。感染実験と現地の環境DNA解析では日本住血吸虫の感染を示す証拠は得られていません。分布は極めて狭く保全が求められます。
レアアース規制に備え、易解体で自動車リサイクル
中国の輸出規制を受け、電動化で高まるレアアース需要を背景に自動車リサイクルの重要性が増しています。住友ベークライトは加熱で外しやすくなるエポキシ系接着剤を開発し、解体工程の効率化を図っています。EUのELV規則案では2032年・2036年に段階的なリサイクル比率引き上げが見込まれます。
ヒト型ロボット7S店の現場
湖北省武漢の「ヒト型ロボット7S店」を取材。店内には17種類のヒト型ロボットが並び、販売・部品供給・アフターサービスに加え、体験展示や技能訓練まで行う7つの機能を備えています。病院で働く「遠游」や生産・訓練体制、年間生産能力などの仕組みも報じられています。
太原で西晋墓6基の発掘資料を公開
山西省考古研究院は3月25日、太原市で発掘された西晋(265~316年)時代の墓6基の発掘資料を公開しました。出土品や墓制の共通点が確認され、山西地域の魏晋期の葬送制度研究に重要な資料を提供すると伝えられています。
アルテミス計画 月周回飛行が4月2日朝にも出発
米NASAのアルテミス計画で宇宙飛行士4人がフロリダのケネディ宇宙センターに到着し、4月1日夕(日本時間2日朝)にも月周回飛行へ向かう見通しです。約10日間で月を周回し、有人月面着陸に向けた一歩となる見通しです。
月周回飛行、4月2日にも出発へ
米国主導のアルテミス計画で、NASAの宇宙飛行士4人がケネディ宇宙センターに到着し、4月1日夕(日本時間2日朝)にも月周回飛行へ出発すると伝えられています。着陸せず約10日で地球へ帰還し、最遠到達距離の更新が見込まれます。
21cm線が照らす宇宙暗黒時代
島袋隼士氏の著書と対談で、光を放つ天体が未だなかった宇宙暗黒時代の解明に中性水素の21cm線が鍵になると説明されています。ビッグバンやインフレーション、ファーストスターの材料とダークマターの存在にも触れています。
塩湖リチウム抽出で技術の突破
中国・青海の塩湖で、リチウム沈殿母液からの回収を高効率化する抽出・分離技術の新展開が報じられています。総合回収率が15〜20%向上し、コストは30%超削減の見込みと伝えられています。
北京の青空と農民の代償
中国で生態環境法典が成立し、習指導部の強力な大気対策で北京のPM2.5は大幅に改善しました。一方、石炭禁止で天然ガスへ転換が進み、農村ではガス代負担など暮らしへのしわ寄せが出ていると伝えられています。
苫東バイオマス発電所が営業運転開始
北海道電力が一部出資する苫東バイオマス発電所が2026年2月13日に営業運転を開始し、3月26日に記者向け公開が行われました。出力5万kW、年間約3.4億kWh(約12万世帯分)を想定し、主に東南アジアから輸入した木質ペレットを燃料とします。
