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造船力は修繕も含む総合力
要約
国土交通省の建造量倍増計画は外航船に焦点が当たりやすいが、内航船は国内輸送の約4割を担う重要なライフラインです。尾道の中規模造船所への取材で、向島ドック社長の久野智寛氏は、建造だけでなく修繕やライフサイクル管理を含めた総合力が造船力の本質だと指摘しています。
本文
国土交通省が掲げる「建造量倍増計画」は大型の外航船や次世代エネルギー船の建造力強化に軸足を置いています。一方で、内航船は国内貨物輸送の約4割を担い、地域の生活を支える役割が大きいとされています。瀬戸内海に面した中規模造船所への取材で、建造後の修繕や運用を含めた管理の重要性が改めて示されました。向島ドックの社長である久野智寛氏は、自動車業界での生産管理経験を背景に、船を「一生」として捉える視点の必要性を強調しています。
報じられている点:
・国土交通省の建造量倍増計画は大型外航船や次世代船の建造力強化に重点を置いている。
・内航船は国内貨物輸送の約4割を担い、生活のライフラインとして重要である。
・尾道を拠点とする向島ドックなど中規模造船所は内航船の建造や修繕に長年従事している。
・久野智寛氏は、製品の「つくったあと」を含むプロダクト・ライフサイクルの管理が造船業にも必要だと述べている。
・久野氏は前職でアイシンに勤務しており、現場での生産管理経験を踏まえて改善点を挙げている。
まとめ:
内航船の建造・修繕能力は国内物流の安定や船の耐久性に関わるため、建造力の議論において無視しにくい要素となっています。修繕やライフサイクル管理を含めた「総合的な造船力」の在り方が問われており、国の方針は建造重視のまま推進されていますが、今後の具体的な予定や方針の詳細は現時点では未定です。
