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御嶽山を国定公園に指定 山頂域は特別保護地区に
要約
環境省は御嶽山(3067メートル)を国定公園に指定し、山頂域の164ヘクタールを特別保護地区に設定しました。火山地形や原生林、信仰に基づく文化景観が評価され、地域では防災対策の強化や観光回復への期待が出ています。
本文
環境省は10日、長野・岐阜両県にまたがる御嶽山を国定公園に指定しました。指定面積は計2万8275ヘクタールで、長野側と岐阜側の既存の県立自然公園を中心に編成されています。山頂部の火口群や火口湖、原生的な自然林、宗教的な石仏などの文化景観が評価されたことが今回の背景です。また、山頂域の一部を特別保護地区に定め、希少な生態系を保護する方針です。地元自治体や関係者は防災対策の継続と観光回復に期待を示しています。
主なポイント:
・指定は環境省によるもので、全国で58か所目、県内では5か所目となります。
・指定範囲は2万8275ヘクタール(うち長野側1万8786ヘクタール)で、下呂市の巌立峡なども含まれます。
・山頂の剣ヶ峰から継子岳にかけての164ヘクタールが特別保護地区に指定されます。
・評価理由は独特の火山地形、原生林、古くからの信仰に基づく文化景観やライチョウの生息などです。
・2014年の噴火以降、地元ではシェルターや屋外スピーカーの設置など火山防災の強化に取り組んでいます。
・国定公園化により登山道整備などで国の交付金が活用できるほか、両県で統一した案内板整備など共同歩調がとりやすくなるとされています。
まとめ:
今回の指定は自然景観と文化景観の保全を重視した措置で、地域の防災対策や観光振興に関連する資金・連携の枠組みが拡大する見込みです。公園の核心部には特別保護地区が設けられ、生態系の保全が図られます。今後の具体的な運用方針や時期については現時点では未定とされています。
