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デジタル教科書の導入学年・教科を議論開始
要約
文部科学省はデジタル教科書を正式教科書とした場合の導入指針作成に向け、検討会を始め、認知科学などを踏まえた10項目の論点を提示しました。小学校低学年では紙が優位とする意見も出ており、今秋の指針策定をめざします。
本文
文部科学省は10日、デジタル教科書を正式な教科書とした場合に導入に適した学年・教科などを定める指針策定に向けた議論を始めました。初会合には有識者が参加し、認知科学の知見を踏まえた検討を含む10項目の論点が示されました。委員からは、デジタル機能が子どもの注意を引きやすく学習の集中を妨げる可能性があるとの指摘もありました。政府は今月7日に関連の法改正案を閣議決定し、国会に提出しています。
会合で示された点:
・有識者による検討会が初会合を開き、認知科学などを踏まえた10項目の論点を提示したこと
・群馬大の柴田博仁委員が、デジタル機能が子どもの注意を向けやすく学習の妨げになる可能性を指摘したこと
・福生第一小学校の高瀬智子校長が、小学校低学年では紙の教科書が見やすく効果的だと述べたこと
・視力低下など健康影響や、教科書会社や教育委員会の負担軽減といった論点が挙がったこと
・政府が学校教育法改正案を国会に提出しており、成立すれば紙のみ・ハイブリッド・完全デジタルの3形態が正式教科書となり、2030年度から小学校で順次導入される予定であること
まとめ:
今回の検討会は、学習効果や健康面、現場の運用負担などを踏まえつつ導入方針を整理する狙いが示されています。文部科学省は今秋にも指針を策定する見込みで、国会での審議や指針の内容が今後の導入時期や形態に影響すると見られます。現時点では最終的な適用範囲や詳細は未定です。
