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医師への忖度、なくせるか
要約
意識がない患者や認知症で本人の意思が確認できない場面で、かつての医師と家族だけでの判断が難しくなっています。愛知・江南厚生病院では多職種参加の倫理研修やカンファレンスで、患者にとっての最善を尊重する仕組みづくりを進めていると報じられています。
本文
意識がない状態で搬送されるなど、患者本人の意向を確認できないケースが増えています。従来は主に医師と家族が治療方針を決めることが多かったのですが、身寄りのない人や認知症で意思を引き出しにくい人の増加が背景にあります。こうした状況を受け、江南厚生病院では倫理委員会が中心となり、職種を越えた議論や研修を強化しています。副院長の石榑清氏らが職員に対し、単独判断を避ける重要性を訴えています。
報じられている点:
・意識障害や認知症で本人の意思確認が困難な場合があること。
・かつては医師と家族が方針を決めるのが一般的だったこと。
・江南厚生病院が倫理研修を年2回実施し、多職種を対象にしていること。
・同院は630床で救命救急やNICUを備え、研修は対面参加が全職員の約1割で残りは動画視聴としていること。
・事前指示がない場合は代弁者や多職種カンファレンスで本人の最善を検討し、臨床倫理マニュアルの活用を呼びかけていること。
まとめ:
医療現場では患者本人の意向をどう反映させるかが課題になっており、江南厚生病院の取り組みは多職種での検討や倫理研修を通じて『患者にとっての最善』を重視する方向を示しています。病院は年2回の研修を続けており、制度的な変更の有無や今後の広範な対応については現時点では未定です。
