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H3ロケット、6月に試験機打ち上げへ
要約
政府とJAXAは6月に試験機のH3ロケットを打ち上げ、8月以降は2カ月おきに衛星搭載で本格運用再開をめざすと固めました。昨年12月の8号機失敗を受け、6号機で原因を検証し台座強化やフェアリングのセンサーで詳細なデータを集めます。
本文
政府と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、運用停止中の基幹ロケット「H3」について、6月にも試験機を打ち上げる方針を固めました。8月以降は2カ月おきに人工衛星を搭載して飛ばし、本格運用の再開をめざすとしています。背景としては、昨年12月の8号機の飛行で第2段エンジンの燃焼が早期に停止し、搭載していた準天頂衛星「みちびき5号機」の軌道投入に失敗したことがあり、3月には民間機の失敗もあって現在は官民ともに打ち上げ手段がない状況です。こうした状況を踏まえ、まずは6号機で原因の検証を行う方針です。
報じられている点:
・6月に打ち上げ予定の機体は「30形態」と呼ばれる補助ブースターを載せない試験機で、製造コストが抑えられる形態です。
・6号機は実際の衛星を載せない試験機で、8号機の失敗原因を特定するための飛行になります。
・失敗時に欠陥が見つかった衛星の台座は強度を上げたものに改め、飛行中の挙動を確認します。
・衛星を覆うカバー(フェアリング)を分離するときの衝撃についても、センサーを取り付けて詳細なデータを収集する予定です。
・政府とJAXAは8月以降、2カ月周期で衛星搭載の打ち上げを再開することをめざしています。
まとめ:
H3の運用停止は国内外の打ち上げ需要を取りこぼす事態につながっていましたが、政府とJAXAは6月の試験機打ち上げと、8月以降の衛星搭載を見据えた再開計画を示しています。現時点での公式な次期予定は6月の試験機打ち上げとされており、その検証結果が今後の本格運用再開に影響するとみられます。
