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シカ食害に竹敷き詰め対策
要約
林野庁(和歌山)の職員が苗木の周囲に竹を敷き詰める仕掛けを考案し、約10年の実験で侵入防止の効果が確認されたと伝えられています。田辺市の実証地では約8割で森林が再生し、効果はおおむね2〜3年と報告されています。
本文
全国でシカの食害が広がる中、和歌山森林管理署の職員が苗木周囲に竹を敷き詰める対策を考案しました。竹のつるつるした表面でシカが近づきにくくなると考え、約10年にわたる現地での実験で効果が確認されたと伝えられています。背景にはニホンジカの生息域拡大や、植樹後の食害で森林再生が進まない状況があります。
これまでに分かっている点:
・和歌山森林管理署の小林正典技術官が発案し、苗木の周囲に竹を並べる仕掛けを実装した。
・竹は安価で丈夫、自然に朽ちるため撤去の必要が少なく、侵入防止の効果は約2〜3年と報告されている。
・2017〜2018年に田辺市の約480平方メートルで設置し、昨春の調査では区域内の約8割で森林が再生し、樹高は約5メートルになっていた。
・仕掛けを設置しなかった比較区では成長がほとんど見られず、説明会や研究発表で成果が報告され、奈良県十津川村などでも設置例がある。
まとめ:
シカの生息域拡大を背景に、竹を敷き詰める方法は現地の実証で再生に一定の効果が示されたと伝えられています。従来の金網に比べ維持管理の負担が少ないという意見が出ていますが、適用範囲や持続性の評価は地域ごとに異なる可能性があり、現時点では未定の点もあります。
