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スカパーJSAT、オリオンを追跡 月通信参入をにらむ
要約
スカパーJSATは、米NASAの公募で選ばれたプロジェクトの一環として、有人月周回船オリオンからの電波を日本時間8日朝に受信しました。北海道・茨城・沖縄の3地点のアンテナで約37万キロ離れた月周辺からの信号を捉え、周波数変化から速度や位置の推定につながるデータを収集しています。
本文
国際有人月探査「アルテミス計画」で月周回を行った宇宙船オリオンの電波を、衛星通信大手のスカパーJSATが日本から受信しました。日本時間8日朝に同社として初めて、地球から約37万キロ離れた月周辺からの電波受信に成功したとされています。今回の取り組みはNASAの公募を通じたもので、福井工業大学とともに参加し、アジアの民間企業としては唯一の選定となりました。普段は地球近傍の静止衛星向けに使っているアンテナを月向けに運用した経験は、将来の月通信をめぐる知見につながる可能性があります。
報じられている点:
・同社が日本時間8日朝にオリオンからの電波受信に成功した。
・受信は北海道、茨城、沖縄の計3カ所のアンテナで行われた。
・通常は高度約3万6千キロ付近の静止軌道衛星と通信する設備を用いた運用である。
・オリオンからの電波の周波数変化(ドップラー効果)を使い、速度や位置の推定が可能である。
・今回の参加はNASAの公募によるもので、福井工業大学と共同での参加、アジアの民間企業では唯一の選定だった。
・収集した関連データはオリオンの地球帰還後にNASAに提供される予定である。
まとめ:
今回の受信は、地球と月を結ぶ通信を想定した運用やデータ取得の実務的な知見を得る機会になっています。収集したデータはオリオンの地球帰還後にNASAへ提供される予定で、同社は将来的な月通信分野への関わりを目指す意向を示しています。現時点での次の公式発表は、オリオンの地球帰還後のデータ提供やNASA側の評価に関連して行われる見込みです。
