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アルテミスIIが月フライバイを成功、最遠到達記録を更新
要約
NASAの有人ミッション「アルテミスII」は日本時間4月7日に月フライバイを行い、約54年ぶりとなる月近傍飛行を実施しました。クルー4人がオライオンで観測や技術試験を行い、人類の地球からの最長到達距離の記録を更新しました。
本文
アルテミスIIは、日本時間4月7日に月フライバイを終え、約10日間の地球—月間往復航行の途中で観測や技術実証を行っています。ミッションは有人での飛行安全性の確認や将来の月探査に向けた試験を目的としており、オライオン宇宙船に4人の宇宙飛行士が搭乗しています。今回の飛行は、1972年のアポロ17以来となる月近傍での有人飛行として注目されています。発射は日本時間4月2日にケネディ宇宙センターから行われ、自由帰還軌道を利用して月の重力を使いながら地球へ戻る計画です。
報じられている点:
・搭乗クルーはリード・ワイズマン、ヴィクター・グローヴァー、クリスティーナ・コック、ジェレミー・ハンセンで、宇宙船には「インテグリティ」の愛称が付けられています。
・日本時間4月7日早朝、オライオンは月から約6,500km上空を通過し、その約2分後に地球から約40万6,770kmの地点に到達して人類最長到達距離の記録を更新しました。
・月の裏側の約2割が日光に照らされる条件となり、オリエンタル盆地や複数のクレーターなど、アポロでは肉眼で見られなかった地形の観察が行われました。
・クルーは一部のクレーターに対して「インテグリティ」「キャロル」という命名案を示し、これらはミッション終了後に国際天文学連合へ提出される予定です。
・飛行中に地球の入りと地球の出、約1時間にわたる日食と太陽コロナの観察、そして流星体衝突とみられる閃光の確認が報告されています。
まとめ:
アルテミスIIは月フライバイで観測データと技術実証を同時に進めており、月の裏側の地形や現象について新たな観察が得られています。宇宙船は月の重力圏を離れ、地球帰還へ向かっており、現時点では11日午前にサンディエゴ沖への着水が予定されています。
