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認知症で同じことを何度も聞く理由
要約
認知症の方が同じことを繰り返す背景には、新しい記憶を作る海馬の働き低下や時間感覚のずれ、不安から安心を求める心理があると説明されています。否定せず穏やかに答える対応が重要と指摘されています。
本文
認知症の方が同じことを何度も尋ねる行動は、意図的な繰り返しではなく脳の働きの変化が背景にあります。新しい出来事を記憶として定着させる海馬を中心としたネットワークの機能が低下すると、数分前の説明を忘れてしまうことがあります。また、時間の感覚があいまいになり「ついさっき」と「ずっと前」の区別がつきにくくなることや、不安から安心を求める心理が重なることも報告されています。医療側の解説では、対応の仕方が介護の負担や本人の安心感に影響するとされています。
報じられている点:
・新しい記憶を作る海馬の働きが低下すると情報が定着しにくくなる。
・前頭葉や側頭葉の機能低下で時間の感覚が曖昧になることがある。
・不安により安心できる情報を繰り返し求める行動が見られると説明されている。
まとめ:
この症状は脳の記憶形成や時間感覚の変化、不安の影響が重なって生じるとされています。対応としては否定せず穏やかに答えることが重要とされ、予定を書いたメモを見える場所に置くなどで本人が確認できる場合があると報告されています。現時点での解説は公立那賀病院副院長・藤田浩二氏によるものです。
