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高血圧 新治療 腎デナベーション
要約
この春、薬で下がらない「治療抵抗性高血圧」を対象に、カテーテルで腎交感神経を焼く「腎デナベーション」が登場しました。臨床試験では合併症は大きく報告されておらず、効果は少なくとも3年持続するとされています。公的医療保険の対象となり、施設の認定が進められています。
本文
この春、薬で十分に血圧が下がらない一部の高血圧患者を対象に、腎交感神経を焼いて血圧を下げる「腎デナベーション」が医療現場で扱われ始めています。脳と腎臓のあいだを走る腎交感神経が血圧の調整に関与していることから、動脈の内側から超音波や高周波で神経を焼く手法が用いられます。これまでの臨床試験では大きな合併症は報告されておらず、効果は少なくとも数年持続すると伝えられています。3月から公的医療保険の対象となり、治療を行える施設の認定が進められています。
報じられている点:
・対象は通常の治療で効果が出ない「治療抵抗性高血圧」の患者です。
・腎交感神経に超音波や高周波を当て、神経の働きを抑えて血圧を下げる治療法です。
・国内の臨床試験では重篤な合併症は大きく報告されておらず、排尿機能への影響も確認されていないとされています。
・試験の一例では24時間平均血圧が198/110mmHgから169/98mmHgへ低下し、夜間血圧の改善もみられました。
・この3月から公的医療保険の対象になり、治療を行う施設の認定が進められています。
・治療を検討する前に、多職種連携チームで従来治療の実施状況などを丁寧に確認する手続きが設けられています。
まとめ:
腎デナベーションは治療抵抗性の高血圧に対する新たな選択肢として扱われ始め、保険適用が始まったことで実施体制の整備が進んでいます。ただし対象は限定され、治療の可否は専門チームによる確認の上で判断されます。今後の施設認定の進捗や公的な詳細案内については現時点では未定です。
