← ニュースAll
核融合ロケット「サンバード」プラズマ点火に成功
要約
英・パルサー・フュージョンは3月25日、排気試験システムでファーストプラズマの生成とプラズマ閉じ込めを達成したと発表しました。これは同社が開発する核融合ロケット「サンバード」と中核のDDFDエンジン実証に向けた重要な一歩で、2027年の軌道上実証が計画されています。
本文
イギリス拠点のパルサー・フュージョンは、3月25日に同社の排気試験システムでファーストプラズマを生成し、プラズマの閉じ込めに成功したと発表しました。サンバードは貨物や乗員を直接運ぶのではなく、低軌道上で宇宙船にドッキングして加速する軌道上の「タグボート」として設計されています。
報じられている点:
・発表日は3月25日で、イギリスのブレッチリーで排気試験システムのデモが行われたとされています。
・同デモの様子は米国で開催されたMARSカンファレンスでライブ配信されたと伝えられています。
・今回の検証はプラズマの生成と閉じ込めの実証であり、同社は世界初と位置づけています。
・中核技術として示されるデュアル・ダイレクト・フュージョン・ドライブ(DDFD)エンジンは、比推力を1万〜1万5000秒、出力を約2メガワットとする設計だと説明されています。
・同社はサンバードが1〜2トンの貨物を火星軌道へ6カ月未満で輸送できるとの想定を示し、2027年に軌道上での実証実験を計画しています。
まとめ:
今回の発表は、核融合を用いた宇宙推進の技術検証で一段階前進したことを示しています。サンバードの構想は軌道上でのドッキングと推進を組み合わせるもので、実用化には軌道上実証やドッキングステーションの整備など追加の工程が必要です。現時点では運用化の時期は未定で、次の注目点は同社が計画する2027年の軌道上実証になります。
