← ニュースAll
やまなしの水素挑戦
要約
山梨県が再エネ由来の電力で製造するグリーン水素を地産地消で実装し、企業連携や実証を進めています。調査は製造コストや保安規制、クラスター整備の課題を指摘しています。
本文
山梨県は再生可能エネルギー由来の電力を使ってグリーン水素の製造と利用を進め、地産地消型の水素社会の実現を目指しています。米倉山の電力貯蔵技術研究サイトなどでの実証や、県と企業による合弁会社を通じた販売事業が進んでいることが注目されています。国内外の企業や研究機関、在京の大使館関係者らが施設を視察するなど関心が高まっています。読売調査研究機構と三菱総合研究所の共同調査は、水素の普及に向けた課題と方策を整理しました。
報じられている点:
・山梨県は太陽光や水力など再エネ由来の電力で水を電気分解し、グリーン水素を製造して供給を進めている。
・「やまなしモデルP2Gシステム」はPEM型水電解装置を核に小型から10メガワット級までのモデルを展開し、県内外で導入が進んでいる。
・製造した水素は工場の蒸気用燃料や食品殺菌、ハウス暖房、コーヒーの焙煎など多様な用途で実証が行われている。
・経済産業省資源エネルギー庁がYHCとサントリー、巴商会の計画を価格差支援の対象に選び、コスト差の補填が想定されている。
・調査では製造・運搬コストや高圧ガス保安規制、クラスター化や人材育成の必要性が指摘されている。
まとめ:
地域の実装事例として山梨の取り組みは企業・研究機関と連携した実証が進み、地場のサプライチェーン形成につながる可能性があります。国の価格差支援の適用や、今年10月に予定される「富士ハイドロジェン・サミット2026」など国際連携の枠組みも注目されています。県は2026年度に水素社会実現に向けた戦略を策定する予定で、現時点では今後の政策運用や規制対応の具体的な行程は未定です。
