← ニュースAll
認知症と地域をつなぐ「バル」
要約
認知症の人や家族、地域住民が夜に集いお酒や歌を楽しむ「認知症バル」が広がりつつあります。下北沢の例では常連らが歌や動画で交流し、孤立防止や生活の質維持につながっていると伝えられています。
本文
東京都世田谷区のスペイン料理店で毎月開かれる「下北沢オレンジバル」には、認知症の人や家族、地域住民らが集まり、夜にお酒や歌を楽しんでいました。主催者は2023年秋に地域の編集者と社会福祉士らが始めたと説明しています。参加者同士が歌の動画を共有し、帰宅後に動画を見て歌うなどの交流も確認されています。こうした場は当事者の孤立を防ぎ、その人らしい暮らしを続ける一助になっていると伝えられています。
主な事実:
・下北沢オレンジバルは毎月開催で、この日は約20人が参加し会が開かれた。
・参加者は認知症の人や家族、町内会役員、民生委員らで構成されている。
・常連の男性(87)は3か月ぶりに参加し、歌う姿をスマホで撮影した動画を入院中に見てリハビリに励んだとされる。
・運営は2023年秋に地域の編集者と渡辺典子さんらが始めた。
・発案の参考となった横浜・あざみ野のオレンジバルは2019年からで、川崎市や三鷹市、仙台市などでも同様の取り組みが報告されている。
・認知症カフェは2012年に始まり、国が15年に設置を促した。23年度は約1600自治体で計8500か所以上で開催されたとされる(運営団体対象の調査では平均参加者数などのデータもある)。
まとめ:
認知症バルは夜間に気軽に出かけられる場を提供し、当事者や家族の交流や孤立防止に寄与していると伝えられています。全国の認知症カフェなど既存の場と並び、地域での居場所づくりとして広がりを見せており、今後の公的な支援や展開については現時点では未定です。
