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高圧瞬間凍結で細胞保存
要約
東京大学などの研究チームが、大気圧の約2000倍の圧力を数ミリ秒かけて瞬間凍結する手法で、単層培養細胞や細胞凝集塊の凍結保存と融解後の高い生存率を報告しました。オルガノイド保存や再生医療への応用の可能性があると伝えられています。
本文
東京大学の研究グループと理化学研究所の関係者らは、高圧下で短時間に凍結する手法を用いて、これまで困難とされてきた細胞や小さな組織の凍結保存に取り組みました。実験では大気圧の約2000倍の圧力をかけ、数ミリ秒で凍結する手順を採用しています。従来の液体窒素浸漬などによる方法で難しかった単層培養細胞や細胞凝集塊の保存と、融解後の培養に成功したと報告されています。結果として、融解後の細胞は高い生存率と細胞活性を示したとされています。
報告された主な点:
・約2000倍の圧力を数ミリ秒かける高圧瞬間凍結法を用いたこと
・単層培養細胞(Monolayer)や細胞凝集塊(Spheroids)の凍結保存に成功したこと
・融解後に高い生存率と細胞活性が確認されたこと
・電子顕微鏡用機器Leica EM ICEを生細胞保存に適用したこと
・DMSOなどの凍結保護剤を用いる必要がない点が報告されたこと
まとめ:
本手法はオルガノイドなど小さな細胞組織の保存に関連し、再生医療や基礎生物学の研究に役立つ可能性が示されています。研究成果は学術誌PNAS Nexusに発表されており、現時点での今後の公式発表日程は未定です。
