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H3ロケット、台座の隙間が原因か
要約
JAXAはH3ロケット8号機の打ち上げ失敗で、準天頂衛星「みちびき5号機」を据え付ける台座に生じた『隙間』が根本原因だった可能性が高いと文科省の有識者会議で報告しました。台座の接合過程と保管環境が影響し、剥離から第2段エンジンの機能喪失につながったとしています。
本文
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、主力大型ロケット「H3」8号機の打ち上げ失敗について、衛星を据え付ける台座に生じた隙間が根本原因だった可能性が高いと文部科学省の有識者会議で報告しました。台座の製造や保管の過程に注目が集まっており、JAXAは引き続き他の要因も検証するとしています。打ち上げ再開の時期については明言していません。昨年12月22日の打ち上げでは、3分45秒後に衛星カバーを分離後、第2段エンジンの燃焼が予定より早く終了し、指令破壊措置が取られました。
報告された主な点:
・台座はアルミ材の両面に炭素繊維シートを貼ったパネルを接合して作られている。
・接合時に加熱した際、一部で温度が想定以上に上がりアルミ材とシートの間に隙間が発生したとされる。
・高温多湿での保管が密着性を低下させ、衛星カバー分離の衝撃でシートが剥離、台座全体の破壊に至った可能性がある。
・台座破壊により第2段の燃料供給装置が損傷し、エンジンの燃焼継続ができなくなったと推測されている。
まとめ:
今回の報告は、台座の接合や保管が今回の事故連鎖に関与した可能性を示しています。影響はH3の運用や衛星搭載手順の見直しに及ぶ可能性があり、JAXAは追加調査と有識者会議での検討を続けるとしています。打ち上げ再開の見通しは現時点では未定です。
