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NICUで身体性面会を実証「愛のカタチ」
要約
NTT東日本、岩手医科大学、北上済生会病院、岩手県は3月19日、NICUに入院する新生児と遠隔の家族を映像・音声に加え心拍同期の振動でつなぐ実証実験「愛のカタチ」を開始しました。事前検証では触覚を伴う面会で「存在が身近に感じられた」とする回答が有意に増えたと伝えられています。
本文
NTT東日本岩手支店、岩手医科大学、北上済生会病院、岩手県は3月19日、NICU入院中の新生児と遠隔地にいる家族をつなぐ実証「愛のカタチ」を開始しました。目的は映像・音声に加え触覚情報を届けることで、入院中でも親子の心理的つながりを支援することです。岩手県では広い県土や積雪などで面会が困難な場合があり、地域の医療連携や家族支援の観点から取り組みが進められています。今回の実証は既存のベッドサイドモニタ情報を活用し、病院側の負担や新生児のリスクを増やさない方法で運用する点が特徴です。
実証で示されている点:
・NTT東日本と岩手医科大学らが映像・音声に加え触覚情報(心拍に同期した振動)を遠隔家族に提示するシステムを導入している。
・振動は新生児に新たなセンサーを装着せず、ベッドサイドモニタから心拍タイミングを取得して家族側の振動スピーカーで再生する方式を採る。
・家族の音声は保育器側のスピーカーから届けられ、双方向のやり取りが可能になる設計である。
・事前検証では、触覚情報を付加した面会で「わが子の存在をより身近に感じられた」とする回答が統計的に有意に高かったと報告されている。
・実証は大学病院と家族の自宅や近隣病院を複数拠点でつなぎ、運用指針や年齢・立場の異なる家族の利用しやすさを検証する予定である。
まとめ:
触覚を含む身体性情報の伝送は、離れていても親子の愛着や存在感を高める可能性が示されています。実証は既に開始されており、複数拠点での運用指針や利用者の幅に関する検証が進められる予定です。今後の詳細な運用日程や結果は、関係機関の発表を通じて明らかにされる見込みです。
