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ATLの再発予防ワクチン開発
要約
九州がんセンターなどのチームが、成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)の再発防止を目指す樹状細胞ワクチンを開発しました。最終段階の治験を継続するためクラウドファンディングで資金を募っており、初期臨床では重篤な副作用は確認されていません。実用化は数年以内を目指していますが、今後の治験継続が課題です。
本文
国立病院機構九州がんセンターなどの研究チームが、成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)の再発予防を目的としたワクチンを開発しました。ワクチンは患者の血液から培養した樹状細胞に、がん細胞表面に現れるたんぱく質Taxに似た分子を付着させて投与する手法です。研究は約20年前から進められ、最終段階の治験は2021年に開始されました。治験継続のため、クラウドファンディングで資金を募っている点が現在の課題になっています。
報じられている点:
・九州がんセンターなどのチームがTaxを標的とする樹状細胞ワクチンを開発したこと。
・投与法は患者由来の樹状細胞にTax類似分子を付着させて注射する方式で、初期臨床では重篤な副作用は確認されていないと報告されていること。
・最終段階の治験は計34人を対象に進められ、既に参加者がある一方で製造費用が高額なためクラウドファンディングで資金を集め、治験参加者も募集していること。
まとめ:
長期の寛解を維持した例が報告されており、再発予防の一手となる可能性が指摘されています。実用化時期は数年以内を目指すとされ、治験継続のための資金調達や今後の治験結果の公表が注目されています。現時点では治験継続の詳細や最終的な有効性の確定は未定です。
