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タイで減糖作戦開始
要約
タイ政府は国全体を対象とする「減糖作戦」を始め、2月11日から大手飲料9社と保健省が協力して「普通の甘さ」の糖分を従来の半分に引き下げました。保健省は平均でWHO推奨の3倍超の砂糖摂取を指摘し、肥満や糖尿病の増加を背景に政策を進めています。
本文
タイ政府が国民全体を対象にした糖分減少の取り組みを始めたと報じられています。保健省と大手飲料企業が連携し、店舗で「普通の甘さ」と表示される飲料の糖分基準を引き下げる新方針を導入しました。背景には、WHOの推奨量を大幅に上回る砂糖摂取や肥満・糖尿病の増加があり、公衆衛生上の負担軽減が狙いとされています。政策は行動経済学の考えを取り入れ、消費者の「デフォルト」を調整する方式が特徴です。
報じられている点:
・2月11日から大手飲料企業9社が保健省と協力し、「普通の甘さ」の糖分量を従来の50%に引き下げる新基準を導入した。
・店で提供する約500ミリリットルの飲料では、コーヒーの砂糖が平均で約7.3杯分から約3.7杯分に、タイ式ミルクティーやアイスレモンティーは約6.6杯分から約3.3杯分に減るとされる。
・保健省はタイ人の平均的な砂糖摂取がWHO推奨の約3倍、毎日ティースプーン21杯分に上ると指摘している。
・公衆衛生上、15歳以上の約45%が肥満の範疇にあり、約10%が糖尿病に罹患していると報告されている。
・過去には2017年に糖税が導入され、税率は段階的に引き上げられ、2025年4月に最終段階に達したとされる。
・一方で飲料の味を巡り批判の声もあり、長年カフェを営む人は糖分削減に納得していないと伝えられている。
まとめ:
タイの取り組みは、日常的な飲料の「普通の甘さ」を見直すことで長期的な糖分摂取の減少を目指すものです。健康指標の改善や医療負担の軽減が期待される一方、消費者や事業者の反応も分かれています。現時点では追加の具体的な施策や全国的な評価の公表時期は未定です。
