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性的描写で俳優の安全を守る
要約
インティマシーコーディネーターの多賀公英さんは脚本を読み、肌の接触や露出が想定される場面を洗い出して監督と細部を詰め、俳優の同意や代案を調整します。JFPの調査は業界のハラスメントの課題も示しています。
本文
映画やテレビの現場では、性的描写を含む場面で俳優の心身の安全をどう守るかが話題になっています。インティマシーコーディネーターの多賀公英さんは脚本を丁寧に読み込み、接触や露出を伴う場面を事前に整理して撮影に臨んでいます。導入の背景には海外での動きや人権意識の高まりがあるとされます。
現場で行っている対応:
・脚本を入手して肌の接触や露出が想定されるシーンをすべてリストアップする。
・監督から演技のイメージを細かく聞き取り、キスや接触の距離感や体勢などを明確にする。
・俳優に内容を正確に伝え、できること・できないことを確認して同意を得る。
・できない場合は俳優と代案を考え、監督に示して双方が納得できる形にする。
・2014年に米ニューヨークで映画を学び、24年に国内の養成講座を受講して資格を得て以来、約20作品に関わっている。
・予算の制約で全作品に導入されているわけではないが、存在や役割への理解は広がっていると感じている。
まとめ:
インティマシーの調整は俳優の身体的・精神的安全に直結し、制作現場の労働環境改善の一端と受け止められています。一方で予算などの制約で導入は一様ではなく、JFPの調査はセクシュアル・ハラスメントの課題を示しています。現時点では今後の制度的な対応や普及の具体的な日程は未定です。
