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木星探査機JUICEが恒星間彗星を撮影
要約
木星を目指す探査機JUICEが、太陽系外から来訪した恒星間彗星3I/Atlasを撮影しました。搭載カメラで多数の画像を取得し、組成に関するデータも収集。欧州宇宙機関(ESA)が解析結果を3月末に公表する予定です。
本文
現在、木星を目指して飛行中の欧州宇宙機関の探査機JUICEが、太陽系外から飛来した恒星間彗星3I/Atlasの観測を行いました。3I/Atlasは2025年6月にATLASのデータで発見され、国際天文学連合の小惑星センターにより史上3番目の恒星間天体と認定されています。3I/Atlasは2025年10月29日に太陽に最接近し、その後急速に太陽系外へ去ろうとしている段階で、JUICEは近日点通過から7日後の11月6日に観測を実施しました。JUICEは本来の目的地である木星へ向かう途中で観測機会を活用した形です。
観測で確認された点:
・JUICEは搭載カメラJANUSで120枚の画像を連写し、合計5つの精密機器を稼働させて観測を行ったと報告されています。
・公開された画像には、彗星のコマ(頭部)や尾、ジェット、光条(レイ)、フィラメント、ストリームといった構造が詳細に写っているとされています。
・画像解析では太陽の位置に対する彗星の移動方向も示されていると伝えられています。
・3I/Atlasは発見時にATLASの観測で確認され、国際的に恒星間天体として扱われている点が明記されています。
・JUICEは写真以外に、彗星の組成を探るためのデータも収集しており、これらの解析が進められています。
まとめ:
今回の観測は、木星探査を続けるJUICEが途中で得た追加の科学データとして位置づけられます。収集された画像と組成データは別の星系で形成された天体の理解に資する可能性があり、欧州宇宙機関(ESA)は解析結果を3月末に発表する予定です。JUICE自身は2031年の木星到着を目指して飛行を続けています。
