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北海道で増えるマイワシと食の選択
要約
地球温暖化で北海道周辺の漁獲構成が変化し、サンマやスルメイカ、サケが減る一方、マイワシが増えていると佐野雅昭教授は指摘します。増えたマイワシを鮮魚・加工・飼料など多面的に利用する仕組み作りが提案されています。
本文
地球温暖化による海水温上昇が日本近海の魚種構成に影響を与えており、北海道周辺でも従来多く獲れていたサンマやスルメイカ、サケの漁獲が減少していると指摘されています。鹿児島大学の佐野雅昭教授は、漁業側の対応だけでなく、消費者の『どう食べるか』という行動が水産資源の利用を決める重要な要素になると述べています。養殖や漁場の遠隔化だけでなく、増えた魚をどう有効利用するかが現実的な課題になっていると報じられています。
報じられている点:
・北海道周辺ではサンマ・スルメイカ・サケの漁獲が減少し、マイワシ(小イワシ)が増えていると伝えられています。
・ロシア連邦漁業庁のデータでは、2023年の南クリル海域でのマイワシ漁獲量が40万トンを超えたと報告されており、大型船導入などで漁獲が急増している可能性があるとされています。
・増えたマイワシは鮮魚としての消費に加え、缶詰や干物などの加工原料、養殖餌料の代替など多面的な利用が提案され、流通・加工をつなぐサプライチェーン整備への政策的投資が論点になっています。
まとめ:
北海道周辺の漁獲構成の変化は、消費スタイルや流通構造にも影響を及ぼすとみられます。マイワシの有効利用を進めるには加工・流通の整備や需要の喚起が課題となり、具体的な政策の実施時期や方針は現時点では未定とされています。消費者の選択が漁業のあり方に影響を与えるとの指摘が繰り返されている点が重要です。
