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塩分で血圧はなぜ上がるのか
要約
塩分(食塩=塩化ナトリウム)を多くとると体内のナトリウム量が増え、水分を保持して循環血液量が増えるため血圧が上がります。増えた血液量は心臓の負担やむくみ、夜間高血圧や頻尿につながると説明されています。減塩目標は1日6g未満とされています。
本文
従業員の健康づくりを念頭に、大阪大学大学院特任准教授・野口緑氏が塩分と血圧の関係を解説しています。塩分は化学的には塩化ナトリウムで、体内のナトリウム量が増えると体が水分を保持する方向に働きます。その結果、循環血液量が増えて心臓の負担が増し、血圧が上昇しやすくなります。足のむくみや夜間の血圧上昇、夜間頻尿との関連も指摘されています。
報じられている点:
・食塩は塩化ナトリウムで、ナトリウムが増えるとのどの渇きが強まり水分摂取や保持が進む。・ナトリウム1gにつき約280mLの水分が必要とされ、食塩換算はナトリウム量に2.54をかけると出る。・循環血液量の増加は心臓に戻る血液を増やし、心臓のポンプ負担を高めることで血圧上昇につながる。・末梢血管の硬さや収縮(末梢血管抵抗)があると、さらに血圧が上がりやすい。・毛細血管から組織へ水分が染み出して間質液が増え、むくみや夜間高血圧、夜間頻尿が起きやすくなることが示されている。減塩目標は1日6g未満で、カリウム摂取などの工夫で対策すると伝えられています。
まとめ:
塩分の取り過ぎは循環血液量の増加を通じて心臓への負担や血圧上昇、むくみや夜間の症状につながるとされています。職場での健康管理の文脈でも取り上げられており、具体的な方針や施策については現時点では未定とされています。